サムスン電子等に対する特許侵害訴訟の提起について

JOLEDは、2020年6月22日(米国テキサス州現地時間)、米国テキサス州西部地区連邦地方裁判所に、サムスン電子(Samsung Electronics Co., Ltd.、本社:韓国京畿道水原市)、サムスンディスプレイ(Samsung Display Co., Ltd.、本社:韓国忠清南道牙山市)、サムスン電子アメリカ(Samsung Electronics America, Inc.、本社:米国ニュージャージー州リッジフィールド・パーク)に対し、特許権侵害に対する損害賠償等を請求する訴訟の提起を行いました。並行してドイツ マンハイム地方裁判所でも、サムスン電子およびドイツにおける現地法人に対し、同様の特許権侵害差止等を請求する訴訟を提起しました。
米国テキサス州西部地区連邦地方裁判所における本訴訟は、サムスン電子、サムスンディスプレイ、サムスン電子の米国における現地法人が、米国内において、サムスンギャラクシーブランドのスマートフォン製品を、当社の許諾を受けずに、使用、販売、そして/または販売依頼した行為、そして/または米国へ輸入した行為が、JOLEDの保有する特許権の侵害に該るとして、損害賠償等を請求するものです。
JOLEDは、ソニー、パナソニックの有機ELディスプレイ開発部門を統合し2015年に設立されて以来、有機ELディスプレイの研究開発を進め、2017年より製品を出荷しています。当社は、全世界において、約4,000件の登録済及び出願中の有機EL関連特許を保有しています。保有する特許権を含む知的財産権は、当社の重要な経営資源であり、また、特許を活用した技術ライセンスビジネスも、重要事業として展開しています。
JOLEDは、第三者が保有する知的財産権を尊重するとともに、第三者が、当社の保有する知的財産権を尊重することを求めます。今後も、当社の知的財産権が侵害されていると判断した場合には、厳正に対処してまいります。
※ドイツにおける訴訟の対象特許は次の通りです。EP 3 232 429 B1及びEP 3 407 340 B1のドイツ登録分