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JOLEDの有機ELディスプレイ、AGCの超薄型ガラスサイネージ®「infoverre® Paper like Screenシリーズ」に採用

有機ELディスプレイ(OLED)を開発・生産・販売する株式会社JOLED(ジェイオーレッド、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石橋 義)は、このたび同社の有機ELディスプレイが、AGC株式会社(本社︓東京都、社長︓島村琢哉)が開発した超薄型ガラスサイネージ®「infoverre® Paper like Screen(インフォベール ペーパーライクスクリーン)シリーズ」に採用されたことをお知らせします。

「infoverre® Paper like Screenシリーズ」は、JOLEDの有機EL技術に、AGCのガラスにディスプレイを貼合する技術を応用することで、厚み9mm以下の超薄型両面ディスプレイを実現しています。薄型・軽量で高コントラスト、広い視野角、高速応答性などの有機ELディスプレイの特長が、超薄型ガラスサイネージ®に生かされています。

AGCは今後、電車やバスの中吊り広告、電車の戸袋など、これまでディスプレイの設置が難しかった様々な場所に同製品を展開できるよう、用途開発を進めるとともに、2020年11月より製造販売を開始する予定としています。

AGCとJOLEDは今後も、有機ELディスプレイの特長をいかしたガラスサイネージ®の開発を進めていきます。

 

ガラスサイネージ®、infoverre®は、AGC株式会社の登録商標です。

AGCについて

AGCグループは、建築・自動車・ディスプレイ用ガラス、化学品、その他の高機能材料を世界のお客様に提供するソリューション・プロバイダーです。100年以上にわたる技術革新の歴史の中で、ガラス、フッ素化学、セラミックスなどの分野で世界トップクラスのコア技術を培ってきました。現在、グループ全体の年間売上は約1.5兆円、従業員数約54,000人、30以上の国と地域でグローバルに事業を展開しています。
https://www.agc.com/

JOLEDについて

株式会社JOLEDは、有機ELディスプレイならびにその部品、材料、製造装置および関連製品の研究・開発、生産・販売を行う会社です。JOLEDは、印刷方式による4K有機ELディスプレイ製品の生産を行う、世界で唯一の会社※であり、JOLED能美事業所に構築した世界初の量産ラインを、2019年11月より稼働開始しました。 JOLEDは、中型・高精細の有機ELディスプレイを、ハイエンドモニター向け、車載向け等に生産していくとともに、曲げられるフレキシブルディスプレイ、折り曲げ可能なフォルダブルディスプレイの実用化に向けた研究開発も進めていきます。
※ 2019年12月現在、当社調べ

印刷方式 有機ELディスプレイについて

有機ELディスプレイ(OLED)は、高コントラストでソースに忠実な色再現性や高速応答性など、自発光型ならではの高い画質特性を有しています。さらに、薄型・軽量、曲げられるフレキシビリティ性などの長所を併せ持つことから、幅広い分野で新たな用途を創出する次世代ディスプレイとして注目を集めています。
有機ELディスプレイの製造方法のひとつである「印刷方式」は、有機EL材料を印刷により塗布・形成する技術で、生産工程がシンプルで多様な画面サイズに対応可能であることから、有機ELディスプレイ製造に革新をもたらす技術として期待されています。

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