JOLED、ファインテック ジャパン2018にて 各種アプリケーション向けの有機ELディスプレイを展示 広がる有機ELの可能性を提案

有機ELディスプレイ(OLED)を開発・製造・販売する株式会社JOLED(ジェイオーレッド、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石橋 義)は、2018年12月5日(水)~7日(金)に幕張メッセで開催される、第28回 液晶・有機EL・センサ 技術展「ファインテック ジャパン2018」に出展します。車載、esportsなど、有機ELの特徴がいきる各種アプリケーションや活用シーンを想定した展示で、JOLEDの有機ELディスプレイの可能性をご提案するほか、ディスプレイ業界に革新をもたらす独自の印刷方式製造技術についてご紹介します。
展示内容
1.車載ディスプレイ(12.3インチHD OLED、12.2インチ FHD フレキシブルOLED)(試作品)
コントラスト比、視野角に優れるOLEDは、高い視認性と高速応答により、運転中の情報確認を容易にするほか、曲線を描くディスプレイが先進の車内空間を演出します。
2.esports向けモニター(21.6インチ FHD OLED)(試作品)
JOLEDは、プロesportsチーム「Burning Core」と協働し、esportsに適したディスプレイを開発しています。OLEDの画質性能と滑らかな動画表示により、没入感のあるゲーム体験を可能にします。ブースでは、オンラインゲーム「リーグオブレジェンド」のテストプレイができます。
3.ホームディスプレイ(27インチ 4K OLED)(試作品)
インテリアとして、臨場感のある4K風景映像を楽しめる壁掛けのディスプレイを、新開発の27インチで試作しました。スマートスピーカーと対応したスマートディスプレイや、スマートホームの家庭内各種情報を表示するIoTディスプレイなど、さまざまな使い方の可能性が広がります。
4.円筒ディスプレイ(21.6インチ 4K フレキシブルOLED)(試作品)
プラスチック基板を採用したフレキシブルティスプレイで、ユニークな円筒形状のディスプレイを試作しました。
5.電車車両用ディスプレイ(21.6インチ 4K フレキシブルOLED)(試作品)
OLEDを電車や地下鉄の車両内ディスプレイに用いると、曲面形状にすることで車両内空間を有効活用でき、高画質、高視野角で、美しく見やすい情報表示が可能になります。また、ダイナミックで印象的な広告ビジュアルを映し出す車両内デジタルサイネージとしての活用も考えられます。
6.医療用モニター(21.6インチ 4K OLED)(製品)
JOLEDは2017年12月、OLEDを初製品化し、医療用モニター向けに出荷開始しました。白黒の階調性に優れ、微妙な濃淡を繊細に表現するOLEDの特徴がいきるアプリケーションです。
7.ASUS ProArt PQ22UC プロフェッショナルOLEDモニター(発売前製品)
JOLEDディスプレイパネルを搭載したASUSのプロフェッショナル4Kモニターを展示します。(発売に関してはASUS JAPANへお問い合わせください)
8.大型・55インチOLEDモニター(参考展示)
JOLEDは、大型OLED製造技術を供与する技術ライセンスを推進しています。大型・55インチの4K OLEDを参考展示し、中型のみならず大型の製造にも適した印刷製造技術をアピールします。
※展示内容は変更する場合があります。
「ファインテック ジャパン2018」 概要
展示会名称 :第28回 液晶・有機EL・センサ技術展「ファインテック ジャパン2018」
会期 :2018年12月5日(水)~7日(金)
会場 :幕張メッセ 千葉市美浜区中瀬2-1
主催 :リード エグジビション ジャパン(株)
入場方法 :Webにて招待券申込み(無料) ※招待券がない場合、当日入場は有料
詳細 :www.ftj.jp
出展ゾーン・小間番号 :幕張メッセ ホール2 「有機ELゾーン」 小間番号11-2
JOLED講演セミナー
タイトル:JOLEDの印刷方式有機ELディスプレイ製造技術とさらなる挑戦
講演者 :JOLED代表取締役社長 石橋 義
日時 :2018年12月6日(木)13:30~15:00 [FTJ-K2]
タイトル:印刷有機ELディスプレイの現状と展望
講演者 :JOLED技術開発本部 第2開発部部長 田中 正信
日時 :12月7日(金)9:30~10:20 [FTJ-14]
JOLEDについて
株式会社JOLEDは、東京に本社を置き、石川、京都、厚木の技術開発センターを拠点に、有機ELディスプレイならびにその部品、材料、製造装置および関連製品の研究、開発、製造および販売を行う会社です。JOLEDは、有機ELディスプレイの量産開発加速および早期事業化を目的として、ソニー株式会社、パナソニック株式会社の有機ELディスプレイの開発部門を統合し、2015年1月に設立されました。
2016年にパイロットラインを立ち上げ、印刷方式による有機ELディスプレイ量産技術の確立と生産性の向上を実現。2017年12月に初の製品である21.6型4K有機ELディスプレイの出荷を開始しました。更なる事業拡大のため、2018年7月、石川県能美市に能美事業所を開設。印刷方式有機ELディスプレイの世界初となる量産ラインの構築を進めており、2020年の量産開始を目指しています。
印刷方式 有機ELディスプレイについて
有機ELディスプレイ(OLED)は、高コントラストでソースに忠実な色再現性や高速応答性など、自発光型ならではの高い画質特性を有しています。さらに、薄型・軽量で低消費電力を両立するなどの長所を併せ持つことから、幅広い分野で新たな用途を創出する次世代ディスプレイとして注目を集めています。
有機ELディスプレイの製造方法のひとつである「印刷方式」は、有機EL材料を印刷により塗布・形成する技術で、生産工程がシンプルであることから、多様な画面サイズへの展開が容易な技術として期待されています。
JOLEDは、現在業界で主流となっている蒸着方式では製造が難しいとされる、中型サイズの有機ELディスプレイを印刷方式で製造し、中型サイズの有機ELディスプレイ市場を創出してまいります。
また、世界初の印刷方式による有機ELディスプレイの製品化を実現した研究開発力と製造ノウハウをもって、大型テレビ向け有機ELディスプレイの印刷方式製造技術を提供する「技術ライセンス」を推進し、大型サイズの有機ELディスプレイ市場においても、JOLEDの印刷製造技術の浸透を図ってまいります。