技術

JOLEDディスプレイの特長

JOLEDの有機ELディスプレイは、シンプルな構造で薄型・軽量、低消費電力、そして高画質を実現した先進のディスプレイです。

薄型・軽量

JOLEDの有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイ(LCD)のようにバックライトを必要としないため、パネル構造がシンプルで、パネル厚1.3mm、重量500gという薄さ・軽さを実現しています。※

低消費電力

JOLEDの有機ELディスプレイは、バックライトを必要とせず、また、有機EL素子自体が発光する自発光デバイスなので、必要な箇所のみ光らせることができ、無駄な電力消費がありません。

高画質・忠実な色再現

JOLEDの有機ELディスプレイは、高い画質を実現するさまざまな要素を備えています。sRGB比130%の広色域で、本来の色を忠実に再現します。※

高精細・高解像

JOLEDの有機ELディスプレイは、精細度204ppi、解像度3,840RGB×2,160(4K)と、高い画質性能を備えています。※

漆黒の黒

JOLEDの有機ELディスプレイは、有機EL素子自体が発光する自発光デバイスなので、必要な箇所のみ光らせることができ、光らせない場所は完全な黒(漆黒の黒)を表示します。液晶(LCD)のようにバックライトからの光漏れもありません。ピーク輝度350cd/m2、コントラスト比1,000,000:1以上で、階調性に優れ、微妙な濃淡・明暗も忠実に再現します。※

高速動画応答

JOLEDの有機ELディスプレイは、有機EL素子自体が発光する自発光デバイスなので、応答速度が速く、動画を遅滞なく、美しく表示します。

※21.6型4K JOLEDディスプレイの場合

有機ELとは

有機EL、すなわちOLED(Organic Light Emitting Diode:有機発光ダイオード)は、発光ダイオードの一種で、発光材料に有機化合物を用いた、EL(Electro Luminescence:エレクトロルミネッセンス)と呼ばれる現象を応用した電界発光素子の一種です。
有機ELは電子輸送層、発光層、正孔輸送層を層状に重ねあわせた構造になっており、両端から電圧をかけると発光層内で電子と正孔が結合し、そのエネルギーが発光物質を励起させ発光するという原理です。

独自のRGB印刷技術

JOLEDの有機ELディスプレイは、JOLED独自のRGB印刷技術で製造しています。この方法により、優れた性能のディスプレイを、
生産効率のよいプロセスで製造することができます。

性能優位性

JOLED ディスプレイは、優れた発光効率の「RGB 印刷EL 層」、RGB 発光をシャープにして色純度を向上させる「マイクロキャビティ構造」、光取り出し効率がよい「トップエミッション」を特徴としています。

トップエミッション

TFTに遮られない方向に光を取り出す

マイクロキャビティ構造

RGB各発光ピークの波長成分を選択的に増強

RGB印刷EL層

RGB各色を塗り分けて高色純度を実現

プロセス優位性

有機EL ディスプレイの製造において現在一般的である、白色蒸着方式、RGB 蒸着方式に比べて、JOLED のRGB 印刷方式は、大気圧環境で製造できるので、真空装置やメタルマスクが不要で生産効率が高く、また、印刷により必要な箇所のみに材料を塗布するため材料利用効率がよく、さらに同一印刷ヘッドで異なるサイズのパネルを製造できるのでサイズ拡張性が高い、というメリットがあります。

有機ELディスプレイの製造方式のちがい

有機ELディスプレイのEL層(発光層)を形成する技術には、大きく分けて、蒸着方式と印刷方式があります。またEL層の構成には、パネル全面にRGB各色のEL層を1色ずつ積層形成して白色発光させるものと、RGB各色のEL層をパネル上に画素毎に並べて形成し、RGB発光させるものとがあります。白色発光の場合は、カラーフィルターによってRGBの発光を個別に取り出す必要があり、カラーフィルターによって発光の約3/4が遮断されるため、色純度と発光効率が相反する関係になります。
現在多くの企業で採用されているのは蒸着方式で、真空環境で材料を加熱、気化させてEL層を形成します。この方法は、パネルと蒸着源が入る大型の真空装置と、パネルの必要な部分だけに膜を形成するためのメタルマスクが必要です。
特にRGB蒸着方式では、RGBの膜を3回に分けてそれぞれ決められた場所に形成する必要があるため、白色蒸着方式に比べて画素数に応じた精細なマスクが3倍必要となります。またその位置精度もスクリーンサイズが大きくなるほど、また画素数が多くなるほど課題になります。
これ以外にも、パネルが大型化するのに伴い、蒸着源とパネルとの距離が離れるため、均一な膜を形成することが難しいという課題や、気化した材料が真空装置の内壁やメタルマスクに付着するため材料の利用効率が低いという課題もあります。
JOLEDは、生産効率の高い独自のRGB印刷方式によって、JOLEDディスプレイの浸透を図ってまいります。

白色蒸着方式

・真空環境が必要
・マスクが必要

RGB蒸着方式

・真空環境が必要
・精細なマスクが必要

さらなる先進のディスプレイを可能にする
JOLEDの技術

フレキシブルディスプレイ技術

フレキシブルディスプレイとは、布や紙のように丸めたり、折り曲げたりすることのできる映像表示装置のことです。
薄く、軽く、やわらかく、曲げることができるので、さらなる薄型化・軽量化や、収納性、デザイン性の向上が期待できます。
JOLED は、フラットパネルディスプレイを進化させた、さまざまなフレキシブルディスプレイを研究開発しています。
ガラス基板の代わりにプラスチックフィルム基板を使用し、基板上にTAOS TFT を形成することで、超軽量・フレキシブルでありながら、高い性能を持つ、フレキシブル有機EL ディスプレイの実用化を目指します。

TAOS TFT技術

有機EL ディスプレイの性能を十分に発揮するためには、駆動する回路を構成するTFT(薄膜トランジスタ)に高い電流を流す必要があります。
現在、JOLED ディスプレイにはLTPS TFT を使用していますが、LTPS(低温多結晶シリコン)は、電流を流す性能(移動度)が高い一方、大面積で均一な多結晶を形成することが難しく、製造コストも高いという課題があります。
そこでJOLED は、有機EL を駆動するのに十分な移動度を持ち、かつ大面積に均一に膜を成膜しやすいTAOS(透明アモルファス酸化物半導体)材料を利用したTAOS TFT の開発に注力しています。
TAOS TFT の開発においては、TFT の電極部分を独自の金属反応を用いて低抵抗化する技術を用い、セルフアライン型トップゲート構造を採用することで、高い安定性を実現しました。これに独自の高い補正回路技術を組みあわせることにより、有機EL の性能を十分に発揮し、高精細でありながら低価格なディスプレイの実現を目指します。

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